万葉集
OVA『青の6号』では万葉集の歌が所々に使われています。「鴨山五首」と呼ばれる、柿本人麻呂の死について詠まれた五首のうちの四首です。簡単にですがご紹介します。
| 万葉集巻二 二二三 柿本朝臣人麻呂(かきのもとのあそみひとまろ)、石見国に在りて死に臨む時に、自ら傷みて作る歌一首 |
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| 鴨山の岩根しまける我れをかも知らにと妹が待ちつつあるらむ |
| 訳)鴨山の岩を枕にして死んでゆく私なのに、知らずに妻は私を待っているのだろうか。 |
| 万葉集巻二 二二四 柿本朝臣人麻呂が死にし時、妻依羅娘子(よさみのをとめ)が作る歌二首 |
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| 今日今日と我が待つ君は石川の貝に交りてありといはずやも |
| 訳)今日こそは、今日こそはと私が待っているあなたは、石川の貝に混じっているというではありませんか。 |
| 万葉集巻二 二二五 柿本朝臣人麻呂が死にし時、妻依羅娘子(よさみのをとめ)が作る歌二首 |
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| 直(ただ)の逢ひは逢ひかつましじ石川に雲立ち渡れ見つつ偲はむ |
| 訳)直に会うことはもうできないでしょう。せめて石川に雲よ立ち渡っておくれ、それを眺めてあの人を偲びますから。 |